倉庫をレンタルする時の注意点

倉庫をレンタルする前に、トラブルを未然に防ぐための注意点があります。第一に『利用の目的を明確にする』ということです。陥りがちな問題点なのですが、倉庫に長期間預けるほど費用はかさみます。いつまで、何年経ったら処分を考える、など利用前には明確な基準が必要です。料金も納得いくまで見積をとり、しっかり確認しましょう。見積書に不明瞭な点があればすぐに解決しておきましょう。支払方法についても同様です。月払い・年払いなど自分に合った支払方法を選びましょう。

倉庫のレンタルでは荷物の安全性も重要です。荷物によっては特別に、倉庫の温度や湿度などの配慮が必要になるものもあります。寄託申込書(預け入れる品を記入する書類)には出来るだけ細かく荷物の内容を記載しましょう。自分で荷物の安全性が判断できない場合でも、寄託申込書を参考に業者から保管のアドバイスを受けられます。

倉庫のレンタルの契約時には荷物の損害保険に加入しますが、その際保険の対象となる範囲をしっかり確認しましょう。自然消耗や、業者側の荷造りの際の破損などは対象外となる保険もありますので、契約書類のすみずみまで目を通しましょう。また、倉庫への入庫の際には、入庫時点での荷物の傷や破損を、業者立会いの元でしっかり確認しましょう。入庫時の傷などは写真に撮って記録できれば理想的です。

倉庫に預ける前に、できれば前もって荷物の手入れはしておきたいものです。水分や汚れが付着したまま倉庫に保管すると、空調が整っている倉庫でもカビやサビは避けられません。長期間での保管を予定している場合は特に最初の手入れが肝心です。衣類やカーペットは前もってクリーニングを済ませ、電化製品などもきちんと手入れをしてから保管しましょう。

倉庫に自家用車は入れるかどうか。出庫の際、業者と配送の日程が折り合わず自家用車で引き取りに行くこととなり、実際に行ってみると・・・自家用車が遠くの駐車場にしか停められない、手伝いの人も連れてきていないので、たった一人で何時間もかけて荷物を車に搬入した。利用者が実際に体験したトラブルです。この他に、一つだけ倉庫に荷物を取りに行こうと車を停めて離れたら・・・駐車禁止のステッカーが。自家用車での入出庫の可能性があるならば、配慮したい点です。